健診は健康づくりのパートナー
基準値: クレアチニン 1.21〜1.99mg/dl(男性) 0.91〜1.99mg/dl(女性)
  尿素窒素 27.0mg/dl以上
■腎臓の働きが低下すると、老廃物が溜まって機能障害に
腎臓は1日に1.5リットルの尿を作り、その際、老廃物(尿素窒素、尿酸、クレアチニンなど)や薬物、余分なミネラルなどを尿とともに排泄しています。また、塩分やカルシウム、ナトリウムなどの量を調節して、体内の水分量や血液の浸透圧を一定に保ったり、体のペーハー(ph)を弱アルカリ性に保つなど、体内環境のバランスを整える重要な役割を担っています。
■腎臓にはこんな重要な働きも
骨を作る
骨の材料となるカルシウムやリンの量を、尿への排泄で調節。また、ビタミンDを活性化させてカルシウムの吸収を促進させます。
赤血球の数を調整
血液中の赤血球が少なければ生成の指令をだし、多いときは減らす指令を出して、常に一定に保つようにコントロールしています。
血圧を調整
血圧を上昇させるホルモンと加工させるホルモンを分泌したり、カリウムやナトリウムの排泄を通じて、血圧を調整します。
腎臓は2つあり、たとえ異常が生じてもカバーしあって機能するため、自覚症状がなかなか現れません。しかし、一度壊れると修復できず、ろ過装置の機能の低下は少しずつ進みます。放置すると、やがて慢性腎障害、腎不全、尿毒症と症状が進み、最終的には人工透析や腎移植が必要な事態に陥ります。
生活習慣病の結果としての腎臓病
腎臓病は、腎臓そのものが原因の場合と、糖尿病や高血圧などの生活習慣病の結果として起こる場合があります。生活習慣病に起因する場合には、腎臓だけを治療するだけでは治療効果はあがりません。原因となった生活習慣病を重症化させないようにしっかりと治療することが大事です。
腎不全により人工透析が必要となる最も大きな原因は、糖尿病の合併症として起こる糖尿病性腎症です。進行すると治りにくく生命にかかわります。糖尿病の場合は、人工透析が必要とならないように医師の指導のもとで血糖値のコントロールを行い、合併症の進行を食い止める必要があります。
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